グルテンフリーとノングルテンの違いは、結論から言うとグルテンの含有量の違いです。
『え?グルテンフリーってグルテンが入ってないんじゃないの?』
『グルテンが入ってるのにグルテンフリーとか名乗るって食品偽造だろ。』
と思った方も多くいらっしゃると思います。私自身も最初はそう思いました。
しかし、厳密に言うとごく少量のグルテンが入ってることがあるというのが現実です。
グルテンフリーの定義
EUやアメリカの基準で言うと、グルテン濃度が20ppm以下であればグルテンフリーと表示が可能です。(ppmとは百万分の一という意味で、つまり1kgあたり20mg)
しかし、日本ではこういった表示義務や基準はなく、ごく微量(数ppm以上)でも小麦のアレルギー表示をしなければいけません。
ノングルテンの定義
日本独自の最高水準の検査法を活用した基準で、グルテン濃度が1ppm以下(1kgあたり1mg以下)のものをノングルテンと言います。(平成29年3月29日に農林水産省が公表しました。)
現在ノングルテンの認証を受けた企業は日本では、
株式会社波里(栃木県)と株式会社ネティエノ(山口県)の
2社のみです。
そもそも、なぜグルテンが含まれていない作物にグルテンが含まれるのか。
例えば小麦粉と同じ工場で製粉したりすると、小麦が微量に含まれてしまうことがあります。
また梱包運搬の際にも同じようなことが言えるのです。
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