乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐには

健康

こんにちは絶賛新生児子育て中のkomekoです。

乳幼児突然死症候群とは健康に育っていたはずの赤ちゃんが、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。もちろん事故や窒息ではありません。

実際にその原因は解明されていません。

しかし、推測によるものや確率的にはこうではないかという対策はいくつか公表されています。

今回は一般的に言われている対策についてと、研究が進んだ結果新たな可能性のある原因についてをご紹介したいと思います。

乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群とはSIDS(Sudden Infant Death Syndrome)とも言います。

1995年には0歳児の死因の第3位でしたが、2022年には第4位まで下がってきており、死亡者自体は減ってきているのが現状です。

1995年には年間579人だった死者は、2021年には81人、2022年には年間24人にまで減ってきています。しかし、減ってきている理由は不明です。

日本での発症は冬の寒い時期に多く、生後2か月から6か月の乳幼児に多いとデータで出ています。

一般的に言われている予防対策

現時点で予防策は確立されていませんが、発症率が低くなると言われている方法を3つご紹介します。

  • 寝る時はあおむけに
  • なるべく母乳をあげる
  • 喫煙をしない

厚生労働省のHPより)

これらの予防対策を見たときに、正直全くピンときませんでした。

新生児をフワフワなベッドの上でうつ伏せに寝かせたら窒息する可能性があるのは当たり前で、それは不慮の事故が原因だと思います。

なるべく母乳をあげる意味も不明で、母親の食生活や健康状態が悪い場合はあげない方がいいですし、では粉ミルクが原因なのだとしたらその成分などを調べるべきで、そこの検証はできていません。

喫煙が母子ともに悪いことも当たり前のことを言っているだけではないでしょうか。

全く原因がわからないから、とりあえず死亡者の調査データから得た情報をもとに環境要因を適当に作っているだけに思えます。

全く納得いかない予防策でした。

新たな可能性のある原因

色々と調べているうちに、他にわかってきたことがあります。仮説の段階で確定しているわけではありませんが、厚生労働省の出している予防策よりは、赤ちゃん自体の状態に関して述べているので私的には納得できました。信ぴょう性はかなり高いと思います。

結論から言えば、死亡原因は着せ過ぎなどによる高体温です。

実は赤ちゃんは暑さに非常に弱いのです。赤ちゃんの手足が冷たいので、寒いと思い厚着をさせてしまう場合があると思いますが、その結果熱がこもり過ぎてしまい寝ている間に死んでしまうということが起きるらしいのです。

赤ちゃんの手足が冷たいのは理由があります。体温を外に逃がさないように手足の末端の毛細血管を収縮させているからです。つまり問題はありません。

そして粉ミルクを与える場合も、ミルクの温度が高めだとその分赤ちゃんの体温も上昇します。

赤ちゃんは寒くなると自分で泣いて体温を上げる力を持っています。

しかし、暑い場合は何かを脱ぐしか方法がありません。その際重い布団や毛布、靴下などを履いていては、自分の力でどうすることもできません。発汗しても通気性の悪かったり保温性の高い衣服を着ていては熱がこもる一方です。

暖かいと深い眠りについてしまい、泣くという状態になる前に命を落としてしまうとのことです。

(久保田産婦人科麻酔科医院久保田史郎

まとめ

このことを調べるまでは、原因不明の乳幼児突然死症候群にビクビクしていましたが、今後は今回手に入れた知識をもとに意識して体温調節をしようと思いました。

それと同時になぜ厚生労働省の予防策には、着せ過ぎないことが予防になると追加で載せないのか疑問に思います。可能性のあるものは全て記載するべきかと思います。

それにしても、年々減少傾向にある乳幼児突然死症候群。減っている理由はどこにも記載されていないのですが、予防策が認知されてきているからなのでしょうか。

だとしたら世のお父さんお母さんの情報収集能力は素晴らしいものがありますね。

最終的に乳幼児突然死症候群による死者が0になること心から望んでいます。

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