こんにちは、水を得たkomekoです。
きっかけは我が家の浄水器が壊れたことです。
修理のために一時的にミネラルウォーターを購入し続けていましたが、どうせなら健康的で美味しい水を飲みたいという思いから調べ始めました。
ニュース
最近ニュースでPFAS(ピーファス)という有機フッ素化合物の問題が取り上げられていました。
PFAS は発がん性に加え、免疫効果を低下させる等の報告があり、不安が高まっています。
有害物質であるPFASが水道水や井戸水に侵食し、それを人が摂取して血中濃度が高まるという問題が起きています。
有機フッ素化合物PFAS(PFOS、PFOA)とは
簡単にいうと有害物質です。PFASはフッ素化合物の総称で、数千種類あります。その代表的なものがPFOSやPFOAと呼ばれるものです。
そして、この度WHO(世界保健機関)がPFOSとPFOAの発がん性の評価を引き上げました。
「発がん性がある」とされたPFOAについては動物実験だけではなく、人に対しての研究でがん発生のメカニズムが確認されたとしていて、同じ分類にはアスベストやたばこの煙などが含まれています。(有害性指摘のPFAS 一部物質について発がん性評価引き上げ)より
PFOSとPFOAは主に、
泡消化剤(旧式の消化器)、食品包装紙の撥水加工(ハンバーガーの袋)などに含まれていました。
PFOSを含有する消火器は2010年以降製造・販売を中止されていますが、旧式の消火器はまだたくさん設置されています。
過去に使用されたものの中の成分が河川や地中にどんどん蓄積されていきます。
PFAS血中濃度が基準値を超えている
厚生労働省医薬・生活衛生局水道課水道水質管理室が、
2020年1月〜3月に全国の調査対象浄水場(39箇所)における浄水(水道水)の PFOS,PFOA の濃度を測りました。
その結果、基準値を超える浄水場はありませんでした。(水道水における PFOS 及び PFOA の調査結果)
しかし、2023年5月15日のニュースによると、東京多摩川27市町村に住む551人分の血液検査をした結果通常の何倍ものPFAS量が検出されました。(血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か)
国分寺市にある浄水場は2020年にPFAS検査をして基準値は超えていないという結果を出しています。
しかし、2023年の住民の血液検査ではPFAS濃度が国分寺市が最も高かったのです。
つまり、浄水場で基準値を超えていなかったとしても、住民のPFAS血中濃度はどんどん高くなっていくことがわかります。
なぜ東京多摩川の住民の血液検査をしたのかというと、汚染源の疑いが濃厚な米軍横田基地が近くにあるからです。
2010~2017年にPFASを含む大量の泡消火剤が土壌に漏出したと、英国人ジャーナリストが報道し、2018年度には基地近くの井戸で都内最高濃度のPFASが検出されました。
実は、世界各地の軍事基地の周辺で同じ問題が起きているのです。
分解されず蓄積し続けるPFAS
PFASは永久化学物質と言われ、プラスチックのように分解されることなく、土壌や地下水に蓄積され続け、そこから飲み水として人の体の中にも蓄積されてしまいます。
少しずつかもしれませんが、確実に蓄積し続けます。
PFASは人の体内では代謝されず、人為的に排出させる手段もありません。
米国毒性物質疾病登録庁によると、PFASが体内で半減するにはPFOSが3.3~27年、PFOAが2.1~10.1年と言われています。
これは一度摂取しただけで、新たにPFASを摂取しないという前提です。
摂取経路が完全に解明されていない状態では、汚染された水道水の使用を避けても、他から摂取している可能性があるのです。(PFASによる健康被害)
PFAS対策は?
PFASは浄水器、活性炭によってある程度の除去が可能であるということです。
ですが各メーカーが出している浄水力は、決められた基準があるわけではなく、各社独自の方法で出しています。自社の都合の良いようにいくらでも調整が可能です。
そのためどこまで信憑性があるのかが不確かな部分があります。
活性炭による浄水は表面への吸着による除去方法となるため、かなり定期的に交換が必要となってきます。
それでも100%除去は難しいので、絶対安全とは言えません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
想像以上に日本の水事情が危ういことがわかりました。自分もPFAS血中濃度を測ってみたいと思いました。近所の浄水場を調べても何の意味もありません。
自宅近くに軍事基地がある人は特に気をつけてください。自分の身は自分で守る。
国は守ってくれませんし、責任も取ってくれません。
浄水器や活性炭が100%ではないとしたら、市販のミネラルウォーターを使うのはどうでしょうか?
実はミネラルウォーターも問題がありまして…
それはまた後日お話したいと思います。では。
以下PFAS対策にもなるものを紹介します。
ご参考までに。
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