こんにちは、ここ最近TwitterやYahooのトレンドで短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)が出てきてびっくりしたkomekoです。
中居正広&笑福亭鶴瓶がMCの世界仰天ニュースというTV番組で短鎖脂肪酸に関して取り上げられていたそうで、『短鎖脂肪酸が欲しい・・・』というつぶやきが目立ちました。
なんか聞いたことがあるような言葉だけど、
『結局、短鎖脂肪酸って何なの?栄養素なの?腸内細菌なの?そもそもモノなの?』
そんな人たちのために超絶簡単に短鎖脂肪酸を説明します。
短鎖脂肪酸とは
超簡単説明
『短鎖脂肪酸とは腸内細菌が作り出す身体に良い効果をもたらすものです。以上。』
いかがでしたでしょうか?
今までの疑問が全て解決しましたね。短鎖脂肪酸は身体に良い効果を与えてくれるので、腸内細菌にバンバン作ってもらいましょう。
では。
え?もう少し深堀して知りたいですか?
かしこまりました。もう少し細かく説明します。
人の腸内には何兆もの細菌が生活しています。人にもよりますが重さでいうと約2kg弱ほどの菌が常時滞在しています。腸内環境や餌次第では長く生きたり、すぐに死んで排泄されたりしています。
善玉菌が多く、餌も豊富な良い環境ですと、細菌たちは人の身体に良い効果をもたらしてくれる物質を作り出してくれます。そのうちの一つが短鎖肪酸です。他にも長鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸なども存在しますが今回は置いときます。
例えば、腸内には酪酸菌(らくさんきん)という菌がいます。(ぬか漬けにも多く含まれています。)その酪酸菌が作り出す酪酸は短鎖脂肪酸の一種で、腸内の炎症を抑えてくれる作用があります。
様々な種類の腸内細菌が作り出す酸はそれぞれ異なっています。つまりこの効果が特に欲しいという場合はその特定の細菌が喜ぶものを与えてやればその効果が期待できます。
私の場合は、腸内炎症がもたらす花粉など微粒子アレルギー持ちなので、炎症を抑えてくれる短鎖脂肪酸(酪酸)を作り出してくれる酪酸菌を育てるために、大好物となるフラクトオリゴ糖粉末を毎日摂取して健康を維持しています。酪酸菌の大好物とまではいきませんが、他の細菌たちにも共通する餌となる食物繊維(特に水溶性食物繊維)も意識しています。
世界仰天ニュースで取り上げられていた内容は、大食いの人の腸内にはプレボテラ菌といういわゆる痩菌と言われる菌が多く、短鎖脂肪酸を人よりたくさん作り出しているので、爆食いしても太らないというものでした。あとは栄養として吸収する前に排泄してしまうということも太らない原因の一つだと言われています。
まとめ
つまり腸内環境をしっかりと整えることで自ずと短鎖脂肪酸は作られるのです。勘違いしてはいけないのが、よくサプリや飲料水などで菌を摂取できますが、菌ばかりを摂取しても腸内の環境が悪ければすぐに死んでしまうので、菌の餌をあげることも重要です。とにかく腸内の菌が喜ぶことをしてあげてください。
女優柴咲コウさんの名言
『私は常に1人ではないので寂しくない。だって菌と共に生活しているのだから。』
これを聞いた時、『こいつとんでもねぇ凄いやつだな』って思いました。
良い環境にある腸内細菌が作り出すもの
- 短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸など)
- 中鎖脂肪酸(MCTオイルなどに含まれる)
- 長鎖脂肪酸(一般的な植物油に含まれる)
その中でも短鎖脂肪酸は抗炎症作用、ガンや生活習慣病や免疫疾患予防にも繋がります。良い事づくめですね。残念なことに短鎖脂肪酸は売っていません。頑張って腸内細菌に作ってもらうしかないのです。我々ができることは環境を整えてあげることだけです。頑張りましょう!では。
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