こんにちは、親とは全く異なる考えを持つ突然変異でできたkomekoです。
今回は品種改良と遺伝子組み替えの違い、そしてその危険性について理解を深めていきたいと思います。
まず、品種改良は良くて、遺伝子組み換えは悪いというイメージをみなさんはお持ちではないでしょうか?私もそう思います。
品種改良はいいもの同士を交配、つまり掛け合わせてより良いものを作る。そして遺伝子組み換えは遺伝子を意図的に何かしらいじくって良いものに作り上げる。
私はそのくらいの知識しか持ち合わせていませんでした。そしてみんなが遺伝子組み換えは良くないと言うし、食品メーカーは遺伝子組み換えを行なっていませんなどの表示をしていたりするので、とりあえず遺伝子組み換えは避けておこうと、うやむやの中で生きてきました。
今後子供に与える可能性があるものも含まれてくるので、しっかりと説明できるようにここで正しい知識を入れておきましょう。何度も言いますが、こういったことを義務教育で教えてもらいたかったですね。
品種改良と遺伝子組み換えの違い
調べたところ、品種改良は交配によるものと遺伝子組み換えによるものがあるそうです。つまり遺伝子組み換えも品種改良の一種なのです。
実は知らないだけで交配によらない品種改良は昔から行われていたりするのです。交配によらない品種改良とは、例えば、放射線照射や化学薬品で突然変異を起こさせたりすることです。鳥取県で主に生産されている『二十世紀梨』は黒斑病(こくはんびょう)と言うカビの一種が寄生する病気に悩まされていました。その対策に労力と費用が必要だったそうですが、放射線照射によって病気に強い品種の『ゴールド二十世紀梨』を作ることに成功しました。
鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館では、
『1991年に農林水産省農業生物資源研究所が開発した二十世紀梨の突然変異品種です。』
と言う風な紹介のされ方がされています。
突然変異…確かに突然変異ですが、まさか放射線照射とは思いませんよね…いや我々が知らないだけでそんなことは業界では常識なのかもしれません。
こういったことが混在している世の中では、もはや何が品種改良で何が遺伝子組み換え食品なのかがわからず、それら避けて生活することなどは不可能ではないかと思ったのは私だけでしょうか。
遺伝子組み換えを行う理由
交配による品種改良はすでに昔から行われてきて実績もあるのに、わざわざなぜ遺伝子組み換えを行なってまで品種改良するのでしょうか。
それは短期間で低コストで確実に品種改良できるからです。
従来の交配による品種改良だと、長い年月とお金がかかる上に失敗も多くかなり効率が悪く苦労します。しかし遺伝子組み換え技術を使えばより簡単に目的のものを作ることができます。
遺伝子組み換えの安全性は?
『遺伝子組み換えって我々にとって危険なの?』
結局そこが気になりますよね。
さまざまなデータに基づき、組み込んだ遺伝子によって作られるタンパク質の安全性や組み込んだ遺伝子が間接的に作用し、有害物質などを作る可能性がないことが確認されていますので、食べ続けても問題はありません。(厚生労働省のHPより抜粋)
私たちの食料供給のなかにGMO(遺伝子組み換え作物)が登場してから、ほぼ20年が経ち、スーパーの棚にならんだ食品の70~80%には、GM成分が含まれるようになりました。GMOが安全でないとしたら、大問題です。幸いなことに、科学はGMOに危険性がないことを証明しています。消費者や環境に対するGM作物の安全性は、繰り返し、広範囲に試験されており、米国では、これらの試験結果は農務省や環境保護庁、食品医薬品局で審査され、国際的にも同様な機関が審査しています。(バイテク情報普及会HPより)
結論から言うと、遺伝子組み換え作物自体は今のところ人体に影響のない安全なものだとされています。
ただし、遺伝子組み換え作物のほとんどにはラウンドアップという農薬が散布されているので、それが人体に悪影響を与えてしまいます。詳しくは過去の記事をご覧ください。
アメリカの大豆の93%は遺伝子組み換え作物と言われており、それを輸入している日本では遺伝子組み換え作物であふれていることはもう避けられない事実です。
まとめ
調査結果は意外なものでした。
遺伝子組み換えは品種改良の一種で、人体に直接的な悪影響はありませんでした。しかし、それに付着しているラウンドアップという農薬が害であるので気をつけなければなりません。
遺伝子を組み換えることで、作物を強くし農薬を使わずに済むようにしたり、収穫量を上げることができたりするので、環境問題や食料不足問題の解決策にもなります。
最初のイメージと全然違いますね。遺伝子組み換え作物を食べても人の遺伝子に悪影響を及ぼすことはありません。大豆を食べても大豆のような顔にはなりませんもんね。突然変異なども自然界では日々起こっている現象ですし、これでむやみやたらに遺伝子組み換え作物を恐れる必要がなくなりました。では。
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